憧れのハンターなる!~狩猟免許を取得してみよう~

最近、自給自足というワードに強烈に憧れを抱いています。だって「自分だけの力で生きていく」って、とてつもなくシンプルにカッコいいじゃないですか?

物欲とエゴにまみれたこの世の中で、どこの組織に属さず、貨幣にも頼らず、自分たちの獲ったもの、作ったものだけで生きていく。野生の生き物と同じである人間が以前にしてきた生活スタイルを現代に再現する生活。

そんな単純な生き方に強く憧れてます。

でも、今は猛烈にマクドナルドのテリヤキバーガーが食べたい。


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受験のきっかけ

さてそんな自給自足への第一歩?である狩猟免許を先日取得したので、これから取得する予定の方、興味がある方、はたまたまったく興味は無いけどとっても暇な方、狩りガールになりたい方はご参照ください。

ちなみに僕がなぜ狩猟をしてみたい!と思ったかと言うと、福井県のとある海岸で魚を獲って(魚突き)陸に上がってきた時、目の前の木立にバカデカい鹿(たぶん二ホンジカ、筆者よりひとまわりデカかった)がこっちを凝視して仁王四つんばいしてました。その距離約10m。目が合った瞬間、「こいつも殺れるんじゃないか?」と思ったのが狩猟免許を取ったきっかけです。

そんなしょうもない理由は無くても、農作物に危害を加える有害鳥獣駆除や生態系を壊す外来種の鳥獣を駆除するという目的で狩猟は行われています。特に農作物への危害は深刻で、毎年200億円以上の被害が出ているそうです。大型台風1回の被害で大体5~10億円ほどですから、その被害はかなり大きいとのこと。きっかけは別として、放っておけない現状ですね。

ハンターとして狩猟を実際にするには??

まずここから始めた方がよさそうです。僕も元々まったくのど素人で、知り合いも誰もおらずに知識が無いところから勉強しました。

簡単に言うと、「狩猟免許を取って、猟をしたい都道府県ごとに狩猟者登録を行う」と狩猟が可能です。もちろん地域によって細かなルールがあるので、詳細は実際に狩猟をする各都道府県のHPなどをご参照ください。

特にこれから取得しようとしている方は下記のURLをご参照ください。取得までの流れが図を交えて分かりやすく説明されています。

環境省 狩猟の魅力まるわかりフォーラム

すべての手続きが完了すると、実際に猟に出ることが出来ます。猟をするには猟具も必要(銃やわななど)で、特に銃を持つには警察に申請して所持許可を得ることが必須条件となります。

噂によるとこれがちょっと難しいそう。何度も警察の管轄部署に足を運び、顔見知りになり、やっと話を聞いてもらえるとのこと。まあ警察もどこの馬の骨かも分からない人間に「はい、どうぞ」って銃の所持許可を出す訳にはいかんですよね。

いきなり猟に出ると言っても、右も左もコツも分からない状態だと思うので、最初は地元の猟友会に入って経験を積んだりするのが一般的だそうです。

実際にどんな動物が獲れるかというと、「狩猟鳥獣」に指定されている鳥類28種、獣類20種の合計48種が獲れます。有名な動物で言うとイノシシ、二ホンジカ、ヒグマなどでしょうか。意外ですがスズメやキツネなども狩猟鳥獣です。

狩猟免許の種類と申請

さて狩猟する上で必要なものが分かったところで、狩猟免許の種類をご紹介します。

狩猟免許には4種類あり、①第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)、②第二種銃猟免許(空気銃)、③わな猟免許、④網猟免許に分かれています。取得可能年齢は①②が20歳以上、③④は18歳以上となります。(下記①~④と明記)

免許によって使用できる猟具が異なります。①はライフル銃、散弾銃、空気銃、②は空気じゅのみ、③はわな全般(くくりわな、はこわななど)、④は網全般(むそう網、はり網など)が使用可能。ただし、①と②については上記で触れたとおり「銃の所持許可」を得なければ、猟銃の購入、所持、使用が出来ません。

今回筆者は大は小を兼ねるということで全部取得しましたが、進めていく上で網猟免許はあんまり使わないかもと思いました。というのも、事前対策講習会(自動車免許試験でいう教習所のような1日講習会)に行った時も受講したのは僕だけでしたし(なんなら「受けるの?」って感じで失笑されました^^)、実際に試験を受ける方も少なかったからです。今の時代、網を使って獲るのは時代遅れなのかな~なんて思ったりもしました。

狩猟免許試験は、免許の種類ごとに各都道府県で毎年複数回実施されているようです。受験の申込みや試験に関する日時や場所、申請書類等の詳細については、皆さんがお住まいの都道府県の窓口にお問い合わせください。

ちなみに僕の住んでいる愛知県では2017年現在で年2回、2月と8月に行われています。申請書の受付期間は試験の数か月前が締め切りなのでご注意を。

狩猟免許試験の中身

狩猟免許は狩猟者にとって必要な知識、適正、及び技能に係る事項について実施されます。

知識試験、90分の筆記試験

適性試験、視力・聴力・運動能力を問う

技能試験、猟具の判別・実技、狩猟鳥獣の判別を問う

に分かれており、すべてに合格すると狩猟免許を取得することが可能です。

受験する免許ごとに実施されますので、全部受験すると知識試験は1か所の会場で3種類(①②、③、④)の試験問題、適正試験は全部まとめて1回、技能試験は3種類(①②、③、④)受けることになります。①を取得すると、自動的に②も取得することになるので、一般的には②だけ受ける人は少ないようです。

試験は午前中に適性試験と知識試験、午後に技能試験が実施されます。午前中の適性試験と知識試験に合格しないと午後の技能試験は受験できないのでご注意ください。13:00頃に午前中の合格者発表があります。学校の合格発表みたいに合格者の番号だけが張り出されて、ちょっとドキドキします。

事前対策講習会とは?

前項でも述べましたが、試験の1週間ほど前に各猟友会が実施している講習会です。試験の際に出そうなポイントや実技などを学べ、狩猟読本と過去問題集ももらえます。

特に実技は初心者にとって初めての事ばかりなので受けるべき講習会です。逆に受けとかないと落ちそうです。身近に試験に精通している方などがいれば別ですが笑。

受講するには、本番の受験申請をした際に案内文書が手渡されます。それに基づき受講申込を行います。筆者の場合はコンビニからFAXで申請しました。

実際に参加した感想は、試験の問題までは教えてくれないが、試験の傾向や、試験に出るであろう分野は教えてくれるといった様子でした。午前中に筆記試験対策、午後に技能試験対策という流れ。技能試験対策は自分の気が済むまで銃(モデル)やわなを触って良いので、体で覚えることができます。

事前講習会の申込用紙

事前講習会でもらえる「狩猟読本」と「試験例題集」

狩猟読本は狩猟鳥獣がイラストで明記されてます

このイラスト通りで鳥獣識別が行われます。

最後の方のページには最近流行りのジビエ料理方法も載ってました

例題集には実際に試験に出そうな感じで例文が載ってます

重要なところは事前講習会で教えてくれます。

イラストでの問題も多数ありました

受験申込~事前講習会~試験までの流れ

都道府県によって違いがあるので参考までに。愛知県の手順をご紹介します。

・12月中旬から下旬・・・受験の申請書を提出する。

※申請の際に必要なもの・・・①申請書(申請窓口でもらえるのでその日に行って、その場で書く)、②医師の診断書(うつ病じゃないかとか。心療内科とかでその旨を伝えれば診断書を書いてもらえる)、③写真1枚、④返信用封筒(後日、受験票と案内詳細が届きます)、⑤狩猟免許申請手数料(下記費用参照)、⑤印鑑(書面には書いていなかったが、電話で聞いたら言われた)

愛知県の場合、HPよりこのような案内文書のダウンロードが可能です。

受付場所や診断書の基準なども明記されていました

・2月上旬・・・事前講習会に参加する。

※受験の申請書を提出した際に案内をもらえます。筆者は2団体、豊橋と豊川と刈谷と名古屋で実施する案内書をもらいました。日程と場所が違いますので、ご自分の参加できる講習を選びましょう。

・2月中旬・・・試験当日

※受験票と筆記用具、メガネ等は忘れずに。試験内容によって会場が違うのでご注意を。事前講習会でお見かけした講師陣も試験官として会場にいらっしゃいました。

折り目が付いてる方が受験票と一緒に送られてくる案内、付いてない方が当日配布される案内

口頭でも試験会場や流れなどの案内がありました

・試験の翌日にHPにて合格者の受験番号が発表されます。

・後日、郵送にて合格通知が届きます。その合格通知を該当部署に持参すると狩猟免状の交付を受けることができ、狩猟免許取得となります。

無事取得した狩猟免状

気になる費用は?

試験を受けるとなると、もちろん費用も発生します。今回筆者はすべての試験を受けたので、下記の費用が発生しました。

狩猟免許申請手数料 1種目につき@5,200円×3種目=15,600円

証明写真 700円

受験票返信用封筒に貼った切手 82円

医師の診断書 4,320円

事前対策講習会 1種目7,000円(教材費込)、複数種目徐行する場合は1種目+3,000円=13,000円

合計33,702円でした。安いのか高いのかは、基準が無いのでよく分かりません。この料金も都道府県ごとに多少違うようです。

※各都道府県によりますが、地元の猟友会に参加し、有害鳥獣の駆除に参加することを条件に市から助成金がもらえるとのこと。早速申請して無事に受理されました。今後の活動の糧になりますね。

まとめ

ひと昔前までは、狩猟=マタギという一般人には程遠い特殊な印象がありましたが、昨今はジビエ料理やアウトドアの人気上昇と共に若い方の取得も多くなっているそうです。

これからの時代、もしかしたら狩猟は趣味の範囲を超えて、ビジネスとして成立するんじゃないかと淡い期待を抱いている今日この頃です。

後日、奈良の鹿も狩猟の対象になったとの報道がありました。どうやら神の使い扱いをされて増えすぎた様子。奈良公園の鹿にとってもシビアな時代になりましたね。

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