猟で獲れた鹿を余すことなく活用する方法を考察してみる

先日、狩猟を始めて初めての獲物が獲れました。様子はこちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=ZYRhAB0yd-4

角から推測すると3歳前後の雄の二ホンジカ。

さて、どうしてくれよう。

そんな訳で今回は大型獣が獲れたら、どのような活用方法があるかを考察してみました。

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まずは現在、狩猟で大型獣(クマ、イノシシ、二ホンジカ等)が獲れた場合、どのように活用されているかを整理。

実際、私も狩猟を始める前はそんな知識もなく、「肉はジビエ料理にでもして、頭蓋骨は玄関にでも飾ってるんじゃないのw??」程度の知識でした。

実際に狩猟の世界に足を踏み入れてみると、有効に活用されている場合と、されていない場合があることが判明。食べるやら加工するやら何かしらに活用されていれば良いのですが、されていない場合は、残念ながら「焼却場行き」です。そう、ゴミ焼却施設です。そりゃないよ。

狩猟者としては自分で獲った命なので、手間は多少かかるかもしれませんが可能な限り余すことなく活用してあげたいというのが本音です。

ジビエ料理だサバイバルだと巷では若干流行りのように扱われているようですが、「狩猟」という行為を一過性的なブームで終わらせるのはちょっと寂しいところ。

どんな活用方法があるのか、実践しながら探ってみたいと思います。

※あくまで個人で、あえてお金をかけずに活用する方法です。

肉(可食部)

これは何となく想像がつくので、他の詳しいサイトにお任せ。

猟場(狩猟を行うフィールド)の近くに食肉加工施設がある場合は、そこに持ち込んで食肉(ジビエ肉)として市場へ流通させるのが一般的。そうすれば多少お金にもなるし。

近くに食肉加工施設が無い場合は、狩猟者が狩猟仲間や親族、近隣住民と分け合って食べられるのが一般的なようです。大量に獲れれば、冷凍保存や保存食処理(塩漬けなど)をしてオールシーズン食べられるようにします。

ちなみに我が家では現在、精肉までして冷凍保存中。夫婦2人暮らしなので1頭の鹿で3か月は暮らせます笑

猟期に鹿猪含めて4頭獲れれば、1年間肉をスーパーで買わずに暮らせる計算。最高だな。

皮(革)

肉と内臓(肝臓と心臓が主だが、他の部位(腎臓や膵臓、金玉など)を食べることも可能)以外の部位と聞いて、まず思い浮かべるのが「皮」。

イノシシの場合は、毛だけ温水で抜いてから皮も可食部として処理する場合もありますが、シカの場合は毛が付いた皮ごと剥ぐことが多いよう。実際、鹿の場合は吊るしながら皮を剥ぐと、魚のカワハギのようにツルっと皮が剥げる。

そんな皮の活用方法といえば、、、

鞣す

なめす。完成品は、お金持ちの家の絨毯とかになってるアレである。鹿の毛皮じゃないだろうけど。

これは現在実行中で、素人仕事だとなかなか手間のかかる作業です。

まずは皮に付いた肉片をそぎ落として、毛を洗ったりミョウバンと塩に浸けたり。乾かしたり。これはもうちょっと紹介出来る形になったら別ページを作ろうと思います。

この間、乾かしてる間に野生動物の誰かに尻尾を食いちぎられてた…。

皮なめしを専門にしている業者へ依頼するという方法もあります。今度は依頼してみようかな。お金かかるけど。

ジャンベ(太鼓)にする

これは次回実行する予定だが、鞣さずに肉と毛をそぎ落として伸ばしながら乾燥させ、太鼓の筒(大きさにもよるが、大木をくりぬく大きさから竹の断面を利用する小さいものまで様々)に張り付けて作成する。

いずれは出来上がったジャンベ(太鼓)で音を奏でてみたいな~。

あっ、音楽苦手だけどね。

肉は食べる、皮はなめす、そして最後に残るのが骨である。

精肉の行程にもよるが、今回は精肉した際にほとんどの骨を外した。理由は、骨を外さないと冷凍庫に入らなかったから。

そんな訳で、一見したら人間の骨と見間違えるほどの大きさの骨が手に入る。分かっててもちょっとギョっとする大きさ。

そんな骨の活用方法といえば…

シカの場合は雄のみに生えている角。ちなみに鹿の角は1年で抜け落ちて、毎年新しく生え変わるらしい。枝分かれしている本数で年齢が分かるらしく、まっすぐ1本なら1歳、2本の枝分かれなら2歳といった具合。ニホンジカの場合は大体5歳ぐらいが寿命らしいので、角はある程度までしか大きくならない。

山歩きをしていると、まれにこの落ち角を拾うことがある。まあ、今まで1本しか拾ったことないけどね。

・この角は色々活用出来そう。まずはオブジェ(ハンティングシンボル)としてそのまま家とかに飾る。

・犬のおもちゃにする(歯にいいらしい)

・ナイフの柄にする(けっこうカッコいい)

・輪切りにして穴開けてボタンにする。

その他もろもろ、角は一番加工の応用が利く部分かも。。。

大腿骨・脛骨

成獣だと、それなりの大きさ(人間ぐらい)の骨になる。活用方法案としては、

・箸にする(我が家では現在、菜箸作成中)

・フォークにする(ちょっと加工が難しそう)

・粉末にして肥料にする(実際に加工して市販している所もある)

・犬のおもちゃにする(メルカリなんかでたまに見かける)

原始遊戯として、矢じりなんかを作っても面白いかもしれない。

頭蓋骨

これはリアルなので肉が付いている時は目を背けたくなるが、やはり利用しない手はない。

ほほ肉やタン(皮の鞣し用に脳ミソを使ったりもするらしい)を取った後は、大きな鍋などで一度煮詰めてから骨以外の肉や皮をキレイに除去する。

削ったり煮詰めたりして、キレイになったら乾燥させてオブジェの出来上がり。

こいつはなかなか特殊な形をしているので、どう使おうか検討中。そのままの形だとちょっとリアルなので、、、

・洋服ボタンにする

・背中のツボを押す小型孫の手として使う

まとめ

上記以外にも、まだまだ活用の余地はありそうなので、随時追加していければいいな~と。

記念すべき1頭目の鹿は、現在我が家で試行錯誤しながら活用中。肉は食用に(煮たり焼いたり)、皮は鞣して、骨はキレイにして現在乾燥中。加工が楽しみだ。

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